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エッセイ・コラム

キャンパスレポート② 「感動のキャリアビジョン」

安藤 英千代

 入学二週間で隣の学生と話せない孤独な学生たちが、十四週後の閉講時には、チーム内で活発に議論し、協働し、ぼんやりしていた夢に肉付けして、具体的で立派なキャリアビジョンを描いています。まずは学生達が書いた 「私の卒業後のビジョン(十年後に自分はこうなっていたい)」を数件紹介します。自分のビジョンに向かって、大学で学ぶ意味をしっかり認識し、講師の私も目頭が熱くなるほど感動させられます。力強い具体的なアフォアメーション(自己宣言)が出来ているので、必ず実現するだろうと確信しています。

○英語力を生かした国際俳優として活躍し映画に出演しています。 仕事を始めてから少しずつ貯めたお金でお父さんに大きな家をプレゼントしました。家にある大きなスクリーンで家族と自分の出演する映画を観ています。海外作品に出演するために英語と映画の勉強を続けています。 (そのために大学時代は、年間250本以上の洋画DVD英語版を視聴し、留学し、英検準1級を取得し、受かるまでオーディションを受けます。)

○警視庁で働いており、大学時代に身に着けた英語力を生かして国際捜査課で活躍しています。毎日忙しいですが自分の長所を伸ばすことが出来、とても遣り甲斐のある仕事をしています。(その為に大学で公務員試験に取組み、剣道や筋トレに励み男に負けない体力作りに取組みます。)

○中学の英語教師をやっており、現在中学3年生の担任です。今年受験なので、生徒たちが希望の高校に合格できるように力を入れて英語を教えています。部活ではバスケットボール部の顧問をしており、英語同様に力を入れて取り組んでいます。 (そのために大学では留学して世界の文化に触れ、長期ボランティアをして人間性を高める。塾のアルバイトにも取り組み教え方を磨く。)

○海外で日本人相手の海外観光案内の仕事をしている。この仕事は観光案内する土地について色々覚えなければならず大変ですが、色々な人と知り合うことが出来、とても楽しくやりがいを感じています。

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